placebo

展覧会の感想、適応障害で休職中の日々の日誌など。気持ちの揺らぎを見つめて自分のハンドリング方法を模索しています。

ショーメ 時空を超える宝飾の世界@三菱一号館美術館

先日、用事のついでにショーメ展@三菱一号館美術館に行ってきましたので感想を書きたいと思います。

ショーメ 時空を超える宝飾芸術の世界|三菱一号館美術館(東京・丸の内)

入口でポストカードを貰ったので太っ腹だな…と思ったのですが、どうやら8/1-10の平日は500名限定でポストカードを配布するというイベントだったみたいです。
観終わって出てきた時にはもう配り終わっていたようだったので、ラッキーでした。

絵画と比べて比較的サイズの小さいジュエリーが展示されているためか、平日のお昼過ぎでも展示物を観るために待つ時間はそこそこあったように思います。
じっくり観たい展示物が多い分、列もできやすいという感じでしたね。
もしかしたら土日はもっと混んでいたのかもしれません…

ナポレオンとショーメ

サブタイトル「1780年パリに始まるエスプリ」にあるように、ショーメというメゾンはナポレオンと皇妃ジョゼフィーヌの御用達ジュエラーとしてパリの歴史に寄り添ってきたという経緯があります。

ちょうどルーヴル美術館展@国立新美術館でナポレオンの肖像と彫刻が来日していますね。
今回のショーメ展でもナポレオンの別の肖像画が来ていました。


フランソワ・ジェラール《戴冠衣装の皇帝ナポレオン1世》1806年、フェッシュ美術館
※作品リストから引用

月桂樹の冠、白貂の肉厚のマント、蜜蜂の紋章のナポレオンの権威3点セットがこの作品でも確認できます。
ルーヴル美術館展で覚えたことの答え合わせができてなんだか嬉しかったです。

現在でも蜜蜂はショーメのコレクションの中で重要な位置を占めているようですね。
実際に蜜蜂そのものを形にしたジュエリーも数多くある他、「ビー マイ ラブ コレクション」という蜜蜂の巣のハニカム構造を模したコレクションもあるようです。
コレクション | ショーメジュエリー

余談ですが、今回の作品リストは冊子になっていて高級感があります。
どちらかというとパンフレットみたいな感じです。

ティアラと芸術

ティアラの模型が壁際にずらりと並べられ、ケースの中には実物のティアラも数多く展示されている部屋が、この展覧会の見どころのひとつです。
(この部屋は全て撮影OKになっています)

模型もひとつずつデザインが異なるものが展示されているので見応えがあります。
私が好きだなーと思ったのは以下の3点です。



写真が暗くなってしまいましたが、蜘蛛の巣、アイビー?、幾何学模様というちょっとクールなデザインが気に入りました。

本物のティアラも撮影できます。

《野ばらとジャスミンのティアラ》ジャン=バティスト・フォサン、1830年


《「ヴェルティージュ」のティアラ》スコット・アームストロングによるショーメ、2017年

どちらかと言えば曲線的で、自然のものを図像化した《野ばらとジャスミンのティアラ》、幾何学的な《「ヴェルティージュ」のティアラ》、どちらもとても美しいですね。

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ジュエリーは完全に専門外なので、ひたすら綺麗な物を眺めて自分の好きな物を見つけるということに没頭していました。
光り物をいっぱい観たので純粋にテンションが上がりましたね。
あとはちょこちょこ「個人蔵」のものがあってすごいなと思いました。
絵画の「個人蔵」もそうですが、こういう物はいったいどうやって展覧会に向けて交渉しているんだろう?とか、所有者はどういう状態で管理しているのかな?など、色々気になりますね。