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展覧会の感想、適応障害で休職中の日々の日誌など。気持ちの揺らぎを見つめて自分のハンドリング方法を模索しています。

大岩オスカール「光の満ちる銀座」@東京画廊+BTAP

【2018年6月時点】2018年これから行きたい展覧会リストで挙げた、東京画廊BTAPで開催されている大岩オスカール展「光の満ちる銀座」に行ってきました。

大画面に俯瞰で描かれる ユーモラスな風景画たち。 大岩オスカールが個展 「光の満ちる銀座」を開催|MAGAZINE | 美術手帖

今回は全部撮影OKでした。ありがたいですね。


《Twighlight》2017年(iPhoneで撮影)

始めにこの個展に興味を持った時は洛中洛外図の系譜というイメージがありましたが、実際に観た印象は同じ土地の昼と夜の顔を同じ画面で見せるという部分に力点が置かれているように感じました。

昼と夜が同じ画面に示されているという点ではエッシャーの《昼と夜》を連想させます。
昼と夜をイリュージョン的に繋いでいる点、都市というよりもどこかのどかな土地を題材にしている点も合わせて、何となく雰囲気が似ているように思いました。大岩オスカール作品の昼と夜の繋ぎ方は昼の土地が燃えて夜の土地へと崩れ落ちているように見えますね。
煙も上がっています。
私は燃えて崩れ落ちていると思いましたが、もしかしたら地表からの熱で溶けているのかもしれません。
恐らくですが、観る人によって捉え方は違うかもしれません。

また、夜の土地の光には白や黄色が使われているのに対して、継ぎ目部分の燃えている箇所には金が使われているのが気になりました。


《Twighlight》部分

しかし例外として、継ぎ目以外に金が使われていたのがこちらの作品です。


《Moon Reflex》2018年


《Moon Reflex》部分

金の光り方が上手く撮れなかったので、角度をつけたものも撮ってみました。
この作品は月と船の軌跡が金で描かれています。
金と白・黄色の使い分けがとても興味深いなと思いました。
金は「分断」なのかそれとも自然現象に用いているのか、となると昼と夜の継ぎ目は本当に燃えているのか、などと好奇心をくすぐりますね。

桑久保徹展に行ってから、ギャラリーへのハードルが自分の中でかなり下がりました。
大きな展覧会と違い、作品をかなり間近でゆったり観られるのに無料なので、ありがたい気持ちでいっぱいです…