placebo

展覧会の感想、適応障害で休職中の日々の日誌など。気持ちの揺らぎを見つめて自分のハンドリング方法を模索しています。

エキストラを終えて

なんとか無事にエキストラの役目を果たしてきました。
まず、とりあえず投げ出さずにやり遂げたということでひとつハードルクリアです。
思ったよりくたびれてしまったので打ち上げは遠慮させてもらいましたが、まあOKにしたいと思います。

前日リハに行くまでは本当に憂鬱で、主治医の先生にも「その予定はキャンセルできるものですか?」と聞かれるくらい今週はずっとそれを気に病んでいたんです。

でも前日リハの中で、指揮者の方々が口々に「ヴェルディ先生が聴きに来るわけでもないのでリラックスしましょう」「今日弾けないところは多分明日も弾けないから無理せずいきましょう」、そして「皆さんが元気に演奏する姿がお客様にとっての1番の喜びです」と言っているのを聞いているうちに、だんだんと憂鬱な気持ちが落ち着いていくのを感じました。

それに、大勢の中で弾いてみたらやっぱり純粋に気持ちよかったんです。
弾ける部分に関しては気持ち良さに身を委ねても良いのかなと思えたところから、ちょっとずつ「完璧に弾けなければならない」「自分の団体の代表としてきっちりやらないといけない」という縛りが解けたような気がします。

本番では、やはり前日に弾けなかったところは最後まで怪しい感じだったので、せめて演奏そのものが事故らないようにそっと消える技を何度も使ってしまいました。
弾いてるっぽい顔で誤魔化しても運指が違うので、隣の人や私のパートをがっつり見てるお客様には弾けてないことはバレてると思います。

自分が客席で聴いているときはそんなに手元は見てないし覚えていないよな、と割り切れるまで心の状態が回復したことについては良かったなと思います。
前日リハの指揮者の方々の言葉から、これだけ気持ちを立て直せたのは自分でもありがたい驚きでした。

演奏面で至らなかったところは、そもそもの地力が足りないということで、次の自分の演奏会に向けてまた切り替えようと思います。
よく考えたらいまの自分の力量と状態の中、1週間真剣に本番のことを意識して練習できたことがまず偉かったということで。
今日くらい、自分を褒めるくらいはいいですよね。

よく考えたら、夫と違って自分はそもそもそういう「1週間でなんとかできるようなパーフェクトキャラ」ではなかったのをすっかり忘れていました。
自分を過大評価するから苦しくなるんですよね。
自分で自分を苦しめていたなと反省しました。
焦ると客観視が難しくなってしまうというような考え方の癖も、この休職期間の間に少しずつ整えていけたらと思います。

とりあえず今回は人数合わせと弾けている部分での貢献はできた、何より元気に演奏会の舞台に立てたというところでひとつ何かを乗り越えた、ということで、自分で自分を労ろうと思います。