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展覧会の感想、適応障害で休職中の日々の日誌など。気持ちの揺らぎを見つめて自分のハンドリング方法を模索しています。

私を助けたスープの話

昨日の『キッチン』繋がりで今日は料理の話。
適応障害で休職してから4ヶ月が経ちました。
相変わらず調子に波があるのですが、気になっているのは睡眠関係です。
とにかく寝つきが悪く、ベッドに入ってもすんなり寝つけるとは限りません。
運良くすんなり眠れても、きっちり3時前にいったん目が覚めてしまいます。
そして休職前から悩まされていた歯の食いしばりも悪化しているため、大抵朝はぐったりしています。

まず起き上がるだけでも手いっぱいだし、日々顎が疲れているのであまり固いものも食べたくない…

そんな私が大いに助けられているのは、スープ作家の有賀薫さん(Twitter:@kaorun6)による2つのレシピです。
noteに出てくる毎日のスープも美味しそうなので、最近はここからも作れるようになってきました。

「朝」のスープ

朝に作るのがcakesで連載中の「スープ・レッスン」内の「新生活をパワフルにはじめる、らくちん朝食スープ」です。
朝といっても8-11時辺りですが、特に疲れている起き抜けの顎にも優しく、寝ぼけながらでも簡単にできて美味しいんですよね。

有料のレシピなので中身の紹介はさらっとに留めておきますが、材料は食パン、卵、粉チーズ、水、ちょっとのお塩だけ。
とにかく安く早くできて洗い物も少なく、そして起き抜けの顎に優しいという非常にありがたいレシピです。4月から多分20回近く作っていると思います。

私は欲張りなので、
・水は牛乳に置き換えて量はかなり少なく
・食パンはひとりなのに6枚切りを1枚入れる
・卵はさすがに1つにする
という感じで、元のレシピからは早々に逸脱しています。
あとは気持ちとお金に余裕があるときは、しらすやベーコン、ソーセージを入れてリッチにすることもあります。
(しらすの時は塩を入れず、最後に醤油をひと回しで卵かけご飯風にしちゃいます)

ベーコンやソーセージも、キッチンばさみで空中で切るという荒技を使えば洗い物が超・最小限に収まるので、色々しんどくなってしまった時でも温かいものが食べられる幸せに辿り着きやすいです。
上の写真は、牛乳ver.でベーコン入り、仕上げに粗挽き黒胡椒とバジルを振りました。

「夜」のスープ

公務員試験の勉強をしていた2月からよく勉強のお供として良く作っていたのが、こちらのレンチン2分半の豆乳スープでした。
まだ寒い時期でしたし、なかなか勉強のモチベーションも上がらないけどせめて温かいものが食べたい…という時に作っていましたね。

そしてまたレシピを自己流にアレンジし、こちらの本に載っていたレシピの鹹豆漿とドッキングさせてカサ増しするという勝手なことをしています…

上のリンクのレシピ通りにレンチンした後にお酢と何かしらの具を適当に入れてぐるぐるかき混ぜるだけで、色々な食感を楽しめるスープになります。
(汎用性が高かったのは乾燥わかめ、しらすetc.)

だいたい夜中に食べていましたけど、豆乳だと不思議と罪悪感が失せるんですよね。
無調整だし体にいいだろう的な。
これも洗い物はマグカップとスプーンだけなので気楽にひとりで楽しんでいました。

料理はメディテーションかもしれない

やっと、時々外食や中食も挟みつつなんとか夫の分の晩御飯も作れるようになりましたが、かなり最近まで私は料理もほとんどできないような状態でした。
元々料理も好きで、忙しいけどなるべく自炊で自分の好きなものを食べたいと思っていた人間が、です。

当時は精神的にボロボロな上に夫のことも考えながら料理を作るという行為がしんどかったのかもしれません。なにしろ好みや認識のすり合わせをする時間の余裕も心の余裕もなかったですからね…

この2つのレシピは「これなら私も作れそうだし美味しそう、食べてみたい」と思えたので、作れるようになったのだと思います。
自分のために自分が作って食べらそうなものを、できそうなタイミングで作るということを続けたことで、本当に少しずつですが、気持ちが和らいでいったように思います。
心境としてはやはり『キッチン』のみかげと少し通じるところもあるような気がしますね。

この2つのスープを作り続けることが、もしかしたら私にとって、体や心の声を聞いて、無理なく作れるものを無心に積み重ねていくという、ある種メディテーション的な存在になっていたのかもしれません。