placebo

展覧会の感想、適応障害で休職中の日々の日誌など。気持ちの揺らぎを見つめて自分のハンドリング方法を模索しています。

Rosenstolz「Ich bin ich (Wir sind wir)」

今回はいきなりですが、印象に残っているドイツ語ポップスの話。

ドイツ語ぽんこつが今でも覚えている曲

大学1年生の頃、私は張り切って副外国語にドイツ語を選びました。
が、元々あまり語学が苦手なこともあり、案の定活用やら名詞の性別やらにつまづいて、早々に週3回の授業が憂鬱になってしまいました。

週3回の授業のうちの1回が1限に割り振られていたのも、当時は嫌で仕方がありませんでした。
学年が上がるにつれて、むしろ1限に授業がある方が健康的な暮らしになることに気づき、意識的に授業を1限に固め打ちにしていましたが、まあ1年の時は何となくレベルで1限…うぇっ…と思っていましたね。

そんな訳で、当時の私にとって、ドイツ語はややこしいし1限のドイツ語の授業なんて苦痛of苦痛という感じだったのですが、その授業にはひとつお楽しみがありました。

ひとつのセクションが終わったタイミングで、先生がドイツ語のポップスを1曲紹介してくれていたのです。

1年間かけて色々な曲を紹介してもらったにも関わらず、ほぼ全て忘れてしまったのですが、たった1曲だけ覚えているのがこの曲です。

Rosenstolz「Ich bin ich (Wir sind wir)」

卒業してからもこの曲のことは度々思い出していて、公式っぽそうなこの動画で聴いていました。
youtu.be

Ich bin ich (Wir sind wir)

Ich bin ich (Wir sind wir)

  • Rosenstolz
  • ポップ
  • ¥250

調べてみたらまさかのApple Musicにあったでござるの巻。ありがたくダウンロードしました。

ドイツ語ポップスに関しては、当時(2011年)先生が「ここで紹介するドイツ語のポップスは基本的にCDを現地で買ってきている」というようなことを言っていた覚えがあるので、改めてすごい時代になったものだなあと思いますね。

昨日のPredawn然り、行動力がデフォルトより落ちて毛布の中でぐでっとしていても、お気に入りの音楽を探して聴けるのは本当に助かってます。

この曲は、授業で最初に紹介された曲です。

初歩的な構文なのに訳に全く自信がないのですが、曲名はIch bin Ich(私は私)、Wir sind wir(私たちは私たち)というところでしょうか。

曲調はポップだしサビの構文もシンプルなんですけど、結構重ための歌詞も表現できるんだなーと当時思った覚えがあります。

Das bin Ich(それは私)の畳み掛けからの、
Ich bin jetzt(私はいまの私)
Ich bin hier(私はここにいるよ)
Ich bin ich(私は私)
Das allein ist meine Schuld
(それはすべて私ひとりのせいです)

というサビがとても印象的てす。

で、同じサビが後半では、
Wir sind jetzt!(私たちはいまの私たち)
Wir sind hier!(私たちはここにいるよ)
Wir sind wir!(私たちは私たち)
と主語の変化を経て、最後の例のフレーズも
Das allein ist unsre Schuld(それは私たちのせいです)に変わります。

Schuldという単語はGoogleを駆使した限り、責任とか負い目、誤り、そしてというかなり幅広く重めの意味がある単語みたいですね。

改めて聴いてみても、この曲を理解するには、Schuldをどう取るかが重要なんだろうな…と思うのですが、私はここは罪悪感、後ろめたさかな?と感じています。

自分は自分、と高らかに歌う一方で、自分は自分にしかなれないしどうやっても逃れられない苦しさみたいなものも同時に歌われているのではと思います。

自分なんて自分しかはっきり分からないと同時に、自分が知らない(知りたくない・受け入れたくない)自分がいることも然りですよね。
(なんとなく、ジョハリの窓的なイメージ)
苦しいけれど突き詰めなければいけないこともあるし、でも時々たまらない爽快感がある。

この曲の優しいところは、Wirという単語でそういう感覚は個人だけのものじゃなくて、みんなが抱えているから大丈夫と掬い取ってくれるところにあると思います。

衝撃の事実が発覚

このRosenstolz「Ich bin ich (Wir sind wir)」について調べると出てくるこちらのブログ記事、以前から動画を探すときにお世話になってたのですが、書き手がまさかの教わっていた先生ご本人だったことが本日判明しました。
Rosenstolz以外の記事を読んでいてムムム?と思い、当時の教科書や曜日の記憶を頼りに母校の昔のシラバスでお名前を確認したらドンズバだったっていう。インターネッツまじ卍案件でした。

先生、ぽんこつで不真面目な学生でしたがその節はありがとうございました…。