placebo

展覧会の感想、適応障害で休職中の日々の日誌など。気持ちの揺らぎを見つめて自分のハンドリング方法を模索しています。

眠れぬ夜のPredawn

適応障害の治療を始めてから3ヶ月半くらい経ちますが、睡眠時間がなかなか安定しません。
現在はいわゆる入眠困難中途覚醒に悩まされています。あとは歯の食いしばりもひどいですね。

そもそも休職する半年前くらいから、夜中まで仕事をしてきて、身体は疲れきってるのに脳内は仕事のテンションのまま興奮している上、翌日に寝坊する恐怖でなかなか寝付けないというような状態だったので、適切な睡眠を取り戻すにはもうしばらく時間がかかるかなと思っています。

前置きが長くなりましたが、今回はそんな夜を乗り切る支えとなっている音楽を紹介させてくださいという話。

Predawn(夜明け前)を名乗るアーティスト

以前、お題記事としてくるりの「Hello Radio」の話を書きましたが、この曲からの「他のおすすめ」機能で出てきたうちの1つがPredawnというアーティストです。

この藍色で統一されたジャケットが好みで聴き始めたのですが、ギターの弾き語りを中心としたノスタルジックな響きと、軽やかなのにほんのりハスキーさのある声にすっかり虜になってしまいました。
Apple Musicの「A Golden Wheel」に付いている解説文も詩的で美しいので気に入っています。
これは誰が書いたんだろう…染み入りますね。

Predawn official website
ご本人のオフィシャルサイトがとても充実しています。
基本的に英詞で歌う方なのですが、Lyricsページで全ての楽曲の英詞と和訳が公開されています。例外的に日本語で歌う曲の場合には英訳が付いているのも面白いなと思いました。

トヨタのCMに楽曲が使われることになったのを機に、今年の2月にApple Musicなどのサブスクリプション配信が解禁になったそうです。かなり最近ですね。

youtu.be

アルバム『Absence』を眠りのお守りに

最近は眠る前の個人的な「儀式」として、このアルバムをiPhoneの最小音量で流しています。
1番寝つきが悪かったときは、電気を消して毛布に包まっても2時間くらい眠れなかったのですが、最近はアルバムが終わる頃には眠りにつけるようになりましたね。
中途覚醒してしまったときも同じようにアルバムを流しているうちになんとなーく眠れています。

どの曲も好きなんですけど、2曲目のBlack&Whiteが特にお気に入りです。

「分かりあえない/分かち合えない」ことに深く傷ついて虚しくなる夜もあるけれど、それでも日々は淡々と続いていくというニュアンスでしょうか。
なんとなく、大人の眠れない夜を許されているような気がして安心します。

この辺りの感覚を素晴らしく言語化しているインタビューがあるので紹介します。
何かが足りない人生を肯定する、Predawnの「諦め」の哲学

この記事もとても好きで、寝る前によく読んでいます。
個人的にはこのタイトルだけでタイムリー過ぎてすでに撃ち抜かれたのですが、「卒論」を巡るやり取りがべらぼうに良いんですよ!!

―僕の経験からすると、卒論ってその人の個性がかなり反映されると思ったので、つい質問してしまいました。

これ、すごい質問だと思います。
確かに私も自分の核は基本的に卒論に凝縮されてるなと思うので、うわ、わかるわかる!と1人で盛り上がりました。
ある意味不躾かもですが、私も機会があれば既に知り合っているような人に「卒論どんなの書いたの?」って聞いてみたくなりました。
なんとなく、この話題で盛り上がれた後は、知っているようで知らなかった面をお互いに発見できるような気がします。

この記事のインタビュアー・テキストを担当されている内田伸一さんの他の記事も読んでみたいなと思いましたね。また楽しみが増えました。
(ちらっと見てみたらルドン展の記事もあるじゃないですかー…また書きたいことが溜まっていきます…)