placebo

展覧会の感想、適応障害で休職中の日々の日誌など。気持ちの揺らぎを見つめて自分のハンドリング方法を模索しています。

私的春の歌「Hello Radio 」ザ・プールサイド/くるり

今週のお題「わたしの春うた」

一度公開したのですが、ちょうどいいお題が出ていたので改めて。

Hello Radioという曲

今回は個人的な春の歌No.1、Hello Radioという曲について。

大阪のFM802が2008年から春先に行なっているもので、様々なアーティストのコラボによって作られたキャンペーンソングを軸に「新生活のお供にラジオを聴いてもらおう」というキャンペーン。
(ちゃんとした概要とか歴代の曲とかは公式から見てもらうのが手っ取り早いかと…)
FM802×TSUTAYA ACCESS!キャンペーン

で、Hello Radioは2016年のACCESS!キャンペーンソング。
作詞・作曲がくるり岸田繁でアレンジがtofebeats 、ボーカルが岸田繫、大橋卓弥(スキマスイッチ)、木村カエラKREVADEAN FUJIOKA藤原さくら、YONCE(Suchmos)。めちゃくちゃ豪華…!
キャンペーンソングとしてのアーティスト名義はザ・プールサイド。
そして後にくるりが単独でHello Radio(QURULI ver.)としてミニアルバム「琥珀色の街、上海蟹の朝」に収録している…ということをかなり最近知りました。

↓こちらがくるりver.

ザ・プールサイド名義の方の曲を手に入れるには、キャンペーンの性質上TSUTAYAで借りるか、公式の動画で聴くしか手段がなかったので、当時はひたすらYouTubeで聴きまくっていました。
今はキャンペーン終了で公式の動画が無くなってしまったので、苦肉の策ですがニコニコ動画から。

D


たまたまこの年はキャンペーンがFM802を含むJFL5局(FM NORTH WAVEJ-WAVEFM802ZIP-FM、CROSS FM)に拡大されていた模様。
なので私はJ-WAVEでこの曲を聴いてました。

この頃、ちょうど1人暮らしを始めるために東京に引っ越してきたのですが、新居では当分ラジオ1本勝負で過ごそうと決めていました。
実際8ヶ月くらいはラジオオンリーで暮らしていたのですが、そこまで不便ではなかったですし、今思えばとても贅沢な日々だったなあと思います。

キラキラした春のザ・プールサイドver.

色々と細かなオマージュや元ネタはあるみたいなのですが、そういうのは他のブログや記事に譲るとして、単純な所感をガンガン書いていこうと思います。

①出だしの木村カエラの声と歌詞
とにかく明るくて、初めてラジオで聴いた時もこの声に鷲掴みされてしまったのが大きかった。1:30〜辺りから聴くと分かりやすいかも。
今まであまり木村カエラを率先して聴こう!と思ったことがなかったので、慌てて調べてみてびっくりした覚えがあります。
この明るい伸びやかな声で「こころ空回りの歌を…」と歌われただけで惚れてしまいました。

②ストリングス・フルートによるキラキラ感
1:53〜からのちょっとした間奏部分に入るストリングスや、2:40〜のサビ部分にそっと添えられたフルートが春、新生活のキラキラ感なのかなと。
フルートは2:50辺りからが聴き取りやすい。
いい裏メロというかオブリガードになっていて好きなのですが、ぶっちゃけくるりver.を聴くまではっきりとは気づかなかったというmyぽんこつ耳。

この曲がばしばしラジオで流れていた頃は、ちょうど本社での研修期間中だったので、とにかく毎日何か覚えて成長しなければと思っていた、と記憶しています。
そしてこの曲が好きすぎて、多分きっと4月になって桜が咲く度にこの曲のことを思い出すだろうな、と予感していました。

くるりver.はシンプルでほろ苦い

去年の4月は昇格試験に落ちて荒れ狂っていた上に仕事も忙しくなったので、ラジオを聴く余裕もなく、当然ながらHello Radioのこともすっかり忘れて暮らしていました。

そして今年は体調を崩し、1月から休職しています。
躁鬱とまではいかないけれど、気分の波が大きいながら、3月後半辺りからやっと少し落ち着いて音楽を聴く余裕が出てきました。
ですが結局、外に出て新社会人や就活生を見るのが辛く、桜をゆっくり見ることはできなかったので、代わりにこの曲を何度も何度も聴いています。
ギター弾き語り風の、決して華やかなアレンジではないのですが、それが余計にノスタルジーを掻き立てるというか…適度な脱力感がとても心地いい。

「こころ空回りの歌」の行方

どちらのアレンジも結局、この歌詞に集約されているのかなと。
頑張っても、良かれと思ってやったことも、結局結果が出ずにいる自分に刺さってくる。
極論、別に春が特別なのではなく、それまでやってきたことの結果が春に出るだけなんじゃないの?とか思っちゃうくらいには胸をえぐられる歌詞なのだけど、それでも聴かずにはいられないのは、最後の歌詞がこころ空回りの歌を いつも いつも 歌ってた あいつの歌が聞こえるよと、ちゃんと誰かの耳に届いていることが示されているからだと思っています。