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展覧会の感想、適応障害で休職中の日々の日誌など。気持ちの揺らぎを見つめて自分のハンドリング方法を模索しています。

#名刺代わりの小説10選

萩原規子「勾玉三部作」より『白鳥異伝』:何かが変わる時は何かを手放す時

#名刺代わりの小説10選、いよいよラストです。 今回は萩原規子「勾玉三部作」より『白鳥異伝』です。【いままでの振り返り】 西の魔女が死んだ:梨木香歩 キッチン:よしもとばなな 蜜蜂と遠雷:恩田陸 ジヴェルニーの食卓:原田マハ グアテマラの弟:片桐はいり 博…

万城目学『鹿男あをによし』:超天然なのか大明神

#名刺代わりの小説10選、だいぶ先が見えてきましたね。 ここから(と言っても2作ですが)ファンタジー部門です。 ファンタジーがとても好きなんです! 思春期を思い返してみると、なんやかんやファンタジーばかり読んでいた気がします。 なので、10選の中にど…

はやみねかおる『僕と先輩のマジカル・ライフ』:人間っていいなと思えるミステリ

#名刺代わりの小説10選、今回は『僕と先輩のマジカル・ライフ』です。【いままでの振り返り】 西の魔女が死んだ:梨木香歩 キッチン:よしもとばなな 蜜蜂と遠雷:恩田陸 ジヴェルニーの食卓:原田マハ グアテマラの弟:片桐はいり 博士の愛した数式:小川洋子 ロ…

三浦しをん『ロマンス小説の七日間』:わかるようでわからないパートナーの気持ち

#名刺代わりにの小説10選、今回は三浦しをん『ロマンス小説の七日間』です。【いままでの振り返り】 西の魔女が死んだ:梨木香歩 キッチン:よしもとばなな 蜜蜂と遠雷:恩田陸 ジヴェルニーの食卓:原田マハ グアテマラの弟:片桐はいり 博士の愛した数式:小川洋…

小川洋子『博士の愛した数式』:それでもきっと世界は美しい

#名刺代わりの小説10選、今回は小川洋子『博士の愛した数式』です。博士の愛した数式 (新潮文庫)作者: 小川洋子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/11/26メディア: 文庫購入: 44人 クリック: 1,371回この商品を含むブログ (1055件) を見る【いままでの振り…

片桐はいり『グアテマラの弟』:私にも弟がおりまして

#名刺代わりの小説10選 シリーズです。今回は片桐はいり『グアテマラの弟』です。 厳密にはエッセイなんですけど、どうにもこの本が好きなので入れずにはいられませんでした。【いままでの振り返り】 西の魔女が死んだ:梨木香歩 キッチン:よしもとばなな 蜜…

原田マハ『ジヴェルニーの食卓』:「恋をした」人々の物語

#名刺代わりの小説10選、今回は原田マハ『ジヴェルニーの食卓』です。西の魔女が死んだ:梨木香歩 キッチン:よしもとばなな 蜜蜂と遠雷:恩田陸 ジヴェルニーの食卓:原田マハ グアテマラの弟:片桐はいり 博士の愛した数式:小川洋子 ロマンス小説の七日間:三浦…

恩田陸『蜜蜂と遠雷』:人間にとっての才能/芸術とはなんだろう

『西の魔女が死んだ』、『キッチン』の記事を書いたところで、ぬこさん(id:nukoblog)さんのこちらの記事からTwitterで #名刺代わりの小説10選 というタグが流行っていることを知りました。面白そうだったので私もやってみました! 自分のTwitter上ではいった…

よしもとばなな『キッチン』:パイナップルが欲しいの

今回は、前回に引き続き読書の話。 梨木香歩『西の魔女が死んだ』の記事の余談の種明かしです。よしもとばなな『キッチン』より「満月 キッチン2」の、主人公みかげとえり子さん(みかげの拾い主・雄一の「母親」)がある真冬の日の思い出話をする場面で、キー…

梨木香歩『西の魔女が死んだ』:魔女修行とサボテン

初めてこの本を読んだのは小学生の頃でしょうか。 梨木香歩作品は『西の魔女が死んだ』以降、中学〜高校の間に『裏庭』『からくりからくさ』『りかさん』『春になったら苺を摘みに』『ぐるりのこと』などを読んでいました。 思い返せば文庫になっているもの…